東京からわざわざ来てくれるお客様。
予約時、何か食べたいものはあるか聞いてみると、前菜5種盛りと
何か辛ーい料理がたべたいそうです。
辛い、( ̄ー ̄)ニヤリ 料理長の十八番ではないですか。
去年の四川研修旅行の何か作るみたいです。
これ、何でしょう。干鍋といいます。
四川の時の写真ですが…赤い。油がすごいです。(もっと汁はカラカラのが一般的ですが)
【干鍋】とは、読んで字のごとく、汁気の少ない鍋料理です。
中国の人が言うには、最近(とはいえ、中国の歴史は長いので、ここ数十年)
の料理だそうです。今流行りらしく、成都では至る所で見かけました。
日本人向けに少しアレンジしました。
お客様に写真を借りました。
四川の朝天唐辛子と鷹の爪、青花椒、で‹麻辣›をだすのは四川と同じ
油は少なめに、野菜は多めにしました。
今回は魚を使ったのですが、肉(四川は特産の兎が多かったです)やエビなどでも作られます。
そういえば、日本人向けアレンジについてひとこと。
日本の中華料理は中国でつくられている「本場中国料理」や
和洋の材料や技法をとりいれた「新中国料理」などいろいろなジャンルがありますが
それぞれにいいところがあり、中華はこうでないととか、批判したり自分の意見を押し付けるのはいかがなものかとおもいます。
アドバイスは大いに歓迎ですが。
事実、先人はいろいろな料理を知ることによって新しい料理を生み出してきたのですから。
光琳ではこれからも中国への敬意をしめしつつ、地元の人にも美味しく召し上がっていただける
「温故知新」を目指します。